小説/読了

架空の王国
高野 史緒

中央公論社 1997-10
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カタカナ読みにくいよう…。
ポスト主人公の王太子の名前がどうやっても覚えられない。
メニエールっぽいんだこれが…。
でも物語は文句ナシに引き込まれた。
緻密。
はしばしまで作家の高野さんの空気で満ちている。
それが少し息苦しく感じられるときもあるのだけれど,一度気持ちをまるごとゆだねてしまえばこんな心地よいことはなく。
没頭した。

小説/読了

街の座標
清水 博子

集英社 2001-09
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難しい言葉がたくさん出てきた。
あほうのように本を読みまくっているわたしをして唸らせるほどに。
って書いたら傲慢くさくなってきたな。


拍子のとりにくい音楽のような物語だった。
え,とか,う,とか詰まりながらも,すごーく好きなフレーズがあって,幾度も幾度も聴いてしまうような。
素直に好きとは云いがたいのに,でもこっそり大事にしてしまう,そんな感じ。
他にも読んでみたいなあ。

色彩渇望

いいかげんカラーの画像がいじりたくて,"hear in〜"にweb拍手なぞ設置してみた。
モノクロだと冴えないんだけど割りに気に入っている画像などがしばし入れ替わりつつupされる予定です。
たまったらサイトで公開するかも。


江國さんの新刊を今朝より読んでいる。
寂しいのに好きで,好きなのに寂しくなる,物語。
寂しいのは嫌いなくせにこういうのが好きなのはどういうわけだ。
安全な家の中でホラー映画を堪能するような?
悪趣味だなあ。