小説/読了

時計坂の家
高楼 方子

リブリオ出版 1992-10
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端々まで意識の行き届いていて,おもいきり浸りこめる物語だった。
「魔術師」「懐中時計」「庭」「時計台」心騒がせるkeywordにも事欠くことなく,ページを開くとたちまち咽帰るような緑に覆われた庭が顕現する。
児童文学侮りがたし。
子どもの頃に読めていたらなあ。でも今よりもっと捻た目をしていたから,今のようにおもいきり愉しむことはできなかったかもしれない。
楽しかった。