映画/劇場

「愛の神 - エロス -」
http://www.ainokami-eros.com/intro.html
aggieさんaggieさん,欲求不満ですかー?(違)
ウォン・カーウァイ監督に惹かれて観てきました。
「2046」でわけわかんないっぷりの健在さを見せ付けてくれた監督の新作だもの。
学生の頃「恋する惑星」を観に行って,地図の縦横間違えて迷子になった挙句見逃した恨みも忘れてないぞ。
とひとり勝手に盛り上がっていたのだけれど,結論から云えばすごーくよかった。
肌の露出は極限まで抑えられているのに,三本中一番ぞくぞくきたもの。
後のスティーブン・ソダーバーグ監督のとミケランジェロ・アントニオーニ監督のも悪くはないけど,エロス = 露出ってありきたりすぎる。
抑えて抑えて抑えた挙句に,滲みでるものの壮絶な艶,堪能しました。
コン・リーの顔ってあんまし好きじゃないんだけど,眉間に皺を寄せて苦しげな顔するのにはもうほんとそそられた。
シャオ・チャンもよかったよー。
この映画一番の立役者は彼の手,なのです。
予告観たひとは知ってるだろうけど,この手がすごく悩ましげな表情を見せるの。
その熱まで伝わってきそうなくらいに。
ああ,すっごくよかった…。